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「意識」をテーマにした神経科学(脳科学)の本、おすすめ5冊。

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「意識とは何か?」というのは、人類最大の謎の一つです。

私達が感情を持ち、社会を生き、世界の謎を探検できるのも、それを感じている「意識」があるからですが、この意識がなぜ、どのような原理で生じているのか?というのは、実は完全にはわかっていません。

しかしある程度わかっている事もあれば、わからない部分を明確にして極めて有力な予想を立てる事もできる。

今回は、そんな「意識」をテーマにした、神経科学の本を中心に紹介したいと思います。

 

1.意識をめぐる冒険

 まず一冊読むならこれがオススメ。意識や脳に関する好奇心くすぐる話が大体揃っていて、しかもその辺の半分自己啓発チックな本とは違い、科学的エビデンスもしっかりしています。

扱ってる分野が非常に幅広く、意識に関する学者のエピソードも少し書いてあるので、全体としての雰囲気を掴むには申し分ない本です。

 

2.脳はいかに意識をつくるのか

 意識について明らかにするには、やはり認識論などの哲学的アプローチが非常に重要になって来ます。なぜなら常識と科学の間には乖離があり、その乖離を理解する下地を作ってきたのが哲学だからです。

という意味で、神経科学者だけでなく哲学者としての一面を持つ著者のこの本は、意識を理解するのに必要不可欠な本だと思います。

しかも著者は神経科学者・哲学者以外にも精神科医としての一面も持っているようで、非常に現実的でわかりやすい内容も多々出てきます。

 

 3.意識はいつ生まれるのか

 前半はこれまでの意識研究やわからなかった点を整理し、後半で「統合情報理論」というものを詳しく紹介している本。

統合情報理論の要旨を一言で表すと「多様な情報を統合しているシステムが意識ではないか?」という事です。

エビデンス付きで詳しく知りたい人にはやはりこの本を読んでいただきたいのですが、非常に説得力があり、多くの支持を集め、我々の実感とも一致している理論だと思います。

 

4.量子力学で生命の謎を解く

生命全体がテーマの本なので「意識」について触れられてる部分は一部ですが、それが非常に興味深い本。

なぜ「脳」という物質的なものから、「意識」という非物質的なものが生じているのか?というのは、やはり量子力学などの物理学の力を借りねば説明できません。

なので物理学の視点で意識を扱う学者がもっと増えてほしいなぁと思うのですが、現状ではこの本に書いてある内容ぐらいしかわかっていないようです。

ちなみにこの本に書いてある意識以外のテーマも普通に興味深いものが多いので、やはりオススメです。

 

5.意識と脳

意識について、非常に具体的な研究内容が書いてある本。他の本は思想的な解説が多いのに対し、こちらは具体的なケースを見る事で実感として「意識とはどういうものか」というのが掴みやすくなっていると思います。

ただ、他の本より少し難易度は高いのがネック。それなりに興味がある人向けなので、まずは他の本を読んで好奇心を高めてみるのが良いと思います。

 

・まとめ

 以上、「意識」をテーマにした神経科学の本を紹介しました。

これらの本を読んで、こうやって紹介する上で、非常にワクワクしたのが「これから伸びる分野に触れている」という感覚です。

と言うのも、意識について掘り下げる事は、我々が自然や社会を認識する事をそのまま掘り下げる事になります。そこに常識との乖離があり、画期的な知の体系があるならば、それはこれから21世紀の思想として広がっていく可能性が非常に高い。

そういう期待に胸をふくらませる事ができるので、ぜひ皆さんにも意識について興味を持っていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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