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社会学の本おすすめ10選。学部生や社会人の入門書に!

e2023685fcd47bd1ad7e898af25a1119_s.jpg おはようございます。「春から新たに大学生!」というこの季節、大学の勉強に不安を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、社会学部に進学予定の方々の為に、おすすめの入門書や必読の本を紹介していきたいなと思います。 もちろん、学部生かどうかに関係なく、社会人が趣味として社会学を学んで見る場合にもおすすめな本を集めました。  

 

・よくわかる社会学

正直、社会学の本は入門書でも難しいものが多いです。「これ初学者の人が読んでわかるかな?」というものが沢山あります。そんな中でもこの『よくわかる社会学』は本当にわかりやすいです!しかも「社会学とは何か」という要旨をしっかり捉えているのが素晴らしいですね。 しかし一方で「やや抽象的でイメージが湧きにくい」「各論点への掘り下げが少ない」などのデメリットもあるので、他の入門書なども合わせて読むとバッチリかも知れません。まず完読して雰囲気を掴む本としては非常におすすめです。  

 

社会学 (New Liberal Arts Selection)

社会学に限らず、コチラの「New Liberal Arts Selection」は入門書の鉄板なので覚えておいて損はないでしょう。カラフルな表紙が特徴です。 いろんな現実の問題に深くコミットしていて、想像力が湧きやすい入門書だと思います。しかも複数人の社会学者が分担して書いてるので、それぞれ専門性も高いですね。少し初心者向けにしては難しいかな?と思いますが、社会学の主要な概念の本質を捉えて解説しているので、ぜひ読んでいただきたい一冊ですね。  

 

・自分を知るための社会学入門

こちらは入門書といっても硬い雰囲気がなくて、まるで面白い先生の授業を受けているかのような面白い本ですね。実際、岩本先生の講義はとても面白いと評判で、学生からの人気も高いです。 社会学というとどうしても「社会全体!」というマクロなイメージを持ちがちですが、こちらは個人と社会の関係性を意識できるような内容になっているのが魅力です。 「もっと社会学を深めてみよう」と思えるポイントが節々に散りばめられているのも、筆者の力量を感じさせてくれますね。  

 

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

マックス・ヴェーバーエミール・デュルケームカール・マルクス。この3人は「近代社会科学の三大創始者」と呼ばれていて、社会学でも「バイブル」と言われるほど、非常に重要なウエイトを占めています。実際、話題にもよく登るので、ぜひとも読んでおきたいところ。 その一人、マックス・ウェーバーの代表作が本著です。ピューリタンというキリスト教のグループが、いかに近代資本主義の誕生に貢献したか。つまり宗教が経済に与える影響を書いたものです。 一見、無関係に思える二つの社会を結びつけるのは、まさに社会学的な考察と言えるでしょう。原点にして模範的な一冊。  

 

・自殺論

ちょっと物騒なタイトルですが、デュルケームの導入として本当におすすめな一冊です。 簡単に言うと「人はなぜ自殺をするのか?」という考察ですね。これだけでも興味深いテーマだと思うのですが、自殺を通して人間というものの本質が見えてくるのが本当に面白いですね。 これが100年以上前に書かれたという事実も、この本の価値を大きく押し上げています。人間の本質は変わらないんだなぁと思える一冊です。  

 

カール・マルクス──「資本主義」と闘った社会思想家

 

マルクスと言えば「経済学者」のイメージがあるかも知れませんが、実は社会学にとっても原点の一人と言える思想家です。彼の著作は「資本論」だけでも膨大で、なかなか手を出すのが億劫ですよね。 そこでマルクスの思想そのものを解説した本がおすすめです。無数のマルクスの解説書の中でも本著は非常に密度が濃いです。資本論の要点を当時の時代背景などと絡めつつ分かりやすく解説しています。 何よりマルクスに対する興味が掻き立てられる本だと思います。「予言がめちゃくちゃ当たってる!凄いなぁ!」と思える一冊です。  

 

ジンメル・つながりの哲学

ジンメル社会学の超有名な思想家で、ぜひ読んでおいた方が良いですね。ただし本人の著作はこれまたハードルが高いので、この菅野さんがわかりやすく正確に解説してくれた本書がおすすめです。 「私」と「社会」の繋がりについて見直した本で、きっと読んでる内に価値観が二転三転すると思います。 なんとなく「自分の居場所がない」とか「自由がない」など、他者や社会に対する悩みを抱えている方にぜひ読んでいただきたい一冊です。  

 

・脱常識の社会学

なぜ私達は金銭などの取引をできるのだろう?なぜ人は結婚するのだろう?宗教や権力が生まれるのだろう?そういう普通は疑問に思わないような、当たり前の「常識」について、社会学的な観点から深く掘り下げた本です。 これまで当たり前だと思っていた事に、こんなに深い構造問題があったのか、と気付かされる本です。これぞ社会学の醍醐味ですね。 翻訳本はわかりにくいものが多いのですが、本書は比較的わかりやすいと思います。  

 

・自由という牢獄――責任・公共性・資本主義

著者の大澤真幸さんは現代の社会学者の中でも非常に著名な方です。 彼の研究を一言で言うと「自由について」ではないかと思います。人間は誰しも「自由になりたいなー」と思っていて、自分なりにあれこれ考察している方は多いと思いますが、やはり社会学はめちゃくちゃ役に立つと思います。社会や他者との関係性の中で自由になる、というのはとても重要な事ですからね。  

 

・私たちはどこから来て、どこへ行くのか

宮台さんも非常に有名な現代の社会学者ですね。よくテレビなどにも出ているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。やっぱり彼の本も話もとても面白いですね。なので数ある著作の中から一冊選ばせていただいた次第です。 なんとなく「今の社会ってどこに向かっていくんだろう?」と不安に思ってる人が多いと思いますが、そういう方に読んでいただきたい一冊ですね。混沌としているように見える社会ですが、こんなにスッキリと分析できるのか、と驚かされると思います。  

 

・まとめ

以上、社会学のおすすめの本を紹介して来ました! やはり全体的に「次の一冊に繋がる本」を選んだつもりです。「この人の本面白いなー」と思ったものがあれば、二冊三冊と辿っていただければなと思います。 最後までご覧いただきありがとうございました!