生活百花

生活をちょっと良くするものを紹介。

議論で絶対に負けない!ディベートで強くなる為のおすすめ本7冊!

f:id:kumakuma30:20191229152623j:plain

おはようございます!今回は「議論・ディベートに強くなる本」というテーマで書いていきたいと思います。

残念ながら、日本人はとりわけ議論に弱い事で知られています。これは海外では学校教育にディスカッションやディベートが取り入れられているのに対し、日本はあまり重視されていないからです。

逆に言えば、日本でディベートの技術を身に着けさえすれば、他の人から一歩抜きん出る事が容易です。また、グローバル化で他の国の方とも関わる機会が増える中、最低限のディベートスキルは必須となる事でしょう。

という背景もあり、議論・ディベートにおすすめの本達を紹介して行きたいと思います。
 

1.知的複眼思考法

 さて、直接「議論」をテーマにした本ではないのですが、まず議論において「最低限正しい事を言わないと簡単に論破されてしまう」というのも事実です。

そこで本著「知的複眼思考法」は、簡単に言うと「正しいとは何か」を説いた本です。

この本は大学に入学したての新入生にも「まずこれを読め!」と薦められる鉄板本でもあります。とにかくカバーしている範囲が凄い。

論理性、エビデンス統計学など、あらゆる面に於いて「正しさ」とは何か、を深く掘り下げた名著中の名著です。ぜいお読みいただきたい。

 

2.論理トレーニング101題

こちらも議論の本ではありませんが、とにかく論理力を鍛えるのに最適な本です!

野矢茂樹さんという日本でも屈指の論理学者が書いた、よく間違う論理を数学のように問題集化した一冊。

これを完璧にマスターすれば相当論理力が身につきます。というか、普通の会話をしててボロが出る事はまず無くなるでしょう。

 

 3.論理が伝わる 世界標準の「書く技術」

欧米では当たり前のように教育されている「パラグラフ・ライティング」の本です。

「パラグラフ・ライティング」とは、簡単に言うと「正確に、わかりやすく物事を伝える技術」です。

何が良いかと言えば、この手の本にありがちな「読み終わって、なんとなくわかった気になる」という事がない点です。

というのも、この本自身が「パラグラフ・ライティング」に則って書かれているので、非常にイメージしやすく、説得力があります。

とにかく単に「わかりやすい文章を書く技術!」などとは一線を画す本です。「そうか、文章を書くときはこんな事に気をつけねばならないのか」という、目からウロコの連続。ぜひ読んでいただきたいです。

 

4.議論の掟 議論が苦手な日本人のために

これもめちゃくちゃオススメな議論の本です。

議論の本場といえばアメリカ、ヨーロッパですが、「日本語」という言語がいかに英語と違うか、という事に気付かされます。

人間は言語によって思考し、発言する。「日本語」を当たり前に使っていては気付けない事もありますが、まさにそれをズバリと指摘した本です。

そしてこの本がもう一つオススメなのは、単に議論の中身そのものではなく、抗議の「盤外戦」にも触れている事です。議論を取り巻く状況、人間関係のようなものです。

それを本格的に深堀りしているという点で、「議論」の幅を広げる素晴らしい一冊だと思います。

 

5.正論なのに説得力のない人 ムチャクチャでも絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術

 まさにタイトルの通りの本で、論理がめちゃくちゃなのに説得力がある人、正しい事を言ってるのに説得力がない人の違いはどこにあるのか?という本です。

議論をする上で「詭弁」というものとは、やはり切っても切れない関係にあります。

詭弁というのは議論が強い人が上手く使う印象ですが、実は看破されてしまうと窮地に陥るもの。自分はなるべく詭弁を使わないように注意し、他者の詭弁を看破する。という意味でこの本はとても役に立つと思います。

 

6.ネコと学ぶディベートの本

本格的な競技としてのディベートの入門書。学生から社会人まで、ディベートの大会などに参加したい方は、まさに1から学べる入門書です。

ディベートとは単なる議論と違って、ちゃんとルールがあり、その上で技術を競う、まさにスポーツのようなものなんですね。そんな中でなかなか良い入門書がないのがすごくネックなのですが、本書は数少ないとても良い入門書だと思います。

「論題充当性」などの割と高度な概念も出てくるのが入門書ながら侮れないところです。

 

 7.ザ・ディベート―自己責任時代の思考・表現技術

最後にこの本は絶対読んでいただきたい。

ディベートって「相手を論理で打ち負かす!」みたいなイメージがありますが、そうではなく問題解決やクリエイティブなアイデアを出す手段だったりするし、話す力よりも実は聞く力の方が大切なんですよね。

また、わざわざ議論の「場」を設定せずとも、普段の会話やメールなど、そういったところでもディベート的な要素はあるわけです。

ディベートの本質を捉えるという意味で本著はすごく優れているなと。

 

・まとめ

以上、議論やディベートを学ぶためにおすすめな本たちを紹介させていただきました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。