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 帝王学とはどんな学問?帝王学が学べるおすすめ本7冊!

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 おはようございます。今回のテーマは「帝王学」です。

まず「帝王学とはどういうものか」という事を解説し、実際に帝王学を説いた本を紹介しながら「具体的にどんな感じの内容なのか」を説明して行きたいと思います。

 

帝王学とは?

帝王学とはWikipediaによると以下のようなものです。

帝王学(ていおうがく)とは、王家や伝統ある家系・家柄などの特別な地位の跡継ぎに対する、幼少時から家督を継承するまでの特別教育を指す。

つまり王族などのすごい家で行われる、跡継ぎに対する特別な教育という事ですね。

なので体系化されたいわゆる「学問」とは少し違うかも知れません。しかし、実際に地位ある人間の間で語り継がれている実践的な教え、というのは役に立たないわけないですよね。

さて、では実際にどんなものが「帝王学」と呼ばれるのか、帝王学の名著を挙げながら解説して行きたいと思います。

 

 ・帝王学が学べるおすすめ本7冊!

1.貞観政要

 中国古典の名著で、太平の世を作った太宗が家臣達との間に交わした問答をまとめたもの。

トップの仕事である「指導」「人材登用」「後継者の育成」などに対し、絶対に欠かせない事が載っています。

やはり古典の名著というのは「これまでずっと必要とされ、参考にされ続けてきたもの」ですからね。この貞観政要も、中国のみならず日本でも多くの為政者が参考にしています。

そういう意味でも、トップに立つ人間にとっては絶対必読の一冊です。

 

2.韓非子

 とにかくリアリズムで、人間の行動心理の本質を突いた名著。

人間はいかにして動くのか、それをどうコントロールすれば良いのか。そういった内容が書かれています。

「非情の書」と呼ばれるほど、リアリスト過ぎて冷徹な内容だと思われがちですが、よく読むと人間を愛して苦悩した人が、考え抜いた末にこういう本を書いたんだなぁ。と思える本です。

 

3.君主論

 こちらも非常に有名ですね。優秀な外交官だったマキャベリが、歴史上の色んな国を分析し、君主がどうあれば国が繁栄するのかを書いた名著です。

中国の古典には「トップとして家臣の気持ちをどう掴むか」というような内容が多いのですが、マキャベリはどちらかというと組織全体のマネジメント的な内容が多いです。ここでも東洋と西洋の違いが垣間見れて面白いですね。

内容はやはり、めちゃくちゃ実践的ですね。組織を作っていく上で絶対に外してはならない要点がまとめられています。

 

4.東洋思想十講「人物を修める」

 安岡正篤さん、といえば最近少しテレビなどでも取り上げられているようですが、日本の数々の政治家や経営者に影響を与え続けてきた「影の宰相」のような人物だと言われえています。

安岡氏の著作は色々ありますが、特におすすめなのが本著です。まさに読むと思想に一本芯が通るような、身が引き締まるような一冊だと思います。

どうやって人間が信念や思想を構築して行けば良いのか。そのシンプルで、かつ奥深い方法が書かれています。

 

5.ユダヤの商法

日本マクドナルドの創業者、藤田田さんの著作。長らく絶版になっていて、古本市場では2万円ぐらいで取引されていた本でしたが、ついに復刊。

ユダヤ人の間で語り継がれている独自の商法が紹介されています。どれもめちゃくちゃ説得力があり、参考になります。

藤田田さんといえば、若き日の孫正義氏も何度もコンタクトを取ろうとし、断られながらも15分だけ会談した事で有名です。それほどの大商人だったのです。

幻の名著とも言われている本だったので、ぜひ読んでいただきたいですね。

 

6.リーダーを目指す人の心得

米軍の陸軍大将、国務長官を歴任したコリン・パウエル氏のリーダーシップ論。

とにかく読んで思ったのは、ものすごい濃い本だなと。世界中のいろんな名著を読み、組織論だけでなく他のいろんな学問も学び、それを咀嚼した上で書かれた本なのだろうなと。

ちょっと帝王学とは違うかも知れませんが、やはり人の上に立つならば絶対に読んでほしいと思ったので紹介させていただきました。

 

 ・まとめ

以上、帝王学のおすすめ本を紹介させていただきました!

やっぱり全ての本に通して言えるのは「実践的」という事ですね。

学問的で抽象的な事ならば「これ!」という本質を見つけやすいのですが、やはり本物の帝王学は「実践の積み重ねで、簡単には掴みどころがない」という特徴があり、非常に奥深いです。

少しでもこの記事がなにかの参考になれば良いなと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!