黒瀬の書斎。

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「時間とは何か?」をテーマにした物理学・脳科学のおすすめ本5冊。

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おはようございます。突然ですが、皆さんは「時間とはなにか?」を考えてみた事はありますか?

時間というのも「意識」や「宇宙」などと並んで、抽象的で考え出すと謎が深まるばかりのテーマだと思います。

今回は、そんな「時間とは何か?」に答えを出してくれる、知的で面白い本達を紹介させていただきたいと思います。ジャンルとしては物理学、神経科学が中心で、少し哲学的な要素がある本もあるという感じです。

 

1.Newtonライト『時間のすべて』

Newtonという科学雑誌から「時間」に関する記事を集めたもの。

 物理学や心理学などいろんな分野の時間に関する話が載っていて、とても面白いです。

なによりわかりやすい。小学生でも簡単に理解できる内容です。

興味を掻き立てられる内容が詰まっていますし、基礎的な部分も固められるので、時間に関する入門書としてはピッタリの一冊だと思います。

 

2.時間とはなんだろう 松浦壮

 物理学的に「時間とは何か」を徹底解説した一冊。

ガリレオニュートンの時間観から解説し、相対性理論量子力学など、最新の物理学までガッツリ解説する本格的な一冊。

「時間についての本を一冊だけ選べ」と言われれば、これをオススメします。これ一冊で時間の本質にグッと近づける。

一つ一つ順を追って説明し、最終章ではかなり難しい内容をすんなり理解できるようになっている。そういう名著ですね。

 

3.脳と時間 ディーン・ブオノマーノ

 神経科学(脳科学)の第一人者が書いた、時間と脳の本。

時間といえば物理的な世界の問題で、なぜ脳なのか?と思った方がいるかも知れません。しかし時間と脳は切っても切れない関係です。

例えば、我々が「過去」を覚えていて、「今」を感じ、「未来」を予想する、そういった一連の流れも脳があるから認識できる事です。

とにかく「時間」に関する常識がひっくり返る一冊です。「こんなに脳と時間は関係があったのか!」と驚かされます。最高に面白い一冊なので、ぜひ読んでいただきたい。

 

4.時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 吉田伸夫

 相対性理論量子論などの物理学、そして神経科学も含めて俯瞰し、「時間が流れるとはどういう事か?」を総合的に説いた一冊。

 物理学と神経科学、それぞれの「時間論」の本を紹介して来ましたが、この2冊を読んでいると「どこまでが物理的な問題で、どこまでが意識的な問題なのか?」と混乱してきます。

その整理として、この『時間はどこから来て、なぜ流れるのか?』は使える論理やフレームワークが詰まっていますし、しかもその上でまた違う角度を提供してくれる。時間の奥深さを更に知るための一冊としておすすめです。

 

5.時間は存在しない カルロ・ロヴェッリ

今回紹介している5冊の中でもっとも抽象的な一冊。

アリストテレスアウグスティヌスなどの古代ギリシャ・ローマの哲学者まで持ち出す著者の宇宙論は、とにかく独創的でエキサイティング。

正直、紹介している私ですらまだ咀嚼し切れていないが、時間論の本当の奥深さを実感できる一冊です。翻訳本という事もあり少し難解ですが、ぜひとも読んでいただきたい。

 

・まとめ

以上、「時間」をテーマにした物理学・神経科学のおすすめ本を紹介させていただきました。

私自身、結構前に読んだ本もあったのですが、改めて時間についてもっと調べてみたくなりました。

時間に関して触れた本はもっとたくさんあり、ここに紹介したものもほんの一部なのですが、とにかく導入としておすすめの本達をピックアップさせていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました!この本が何かしらアナタのお役に建てると幸いです。