黒瀬の書斎。

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政治を本当に勉強したい方へ、政治学の絶対読むべき必読書10冊!

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 おはようございます。今回は政治を勉強したい方へ、政治学のおすすめ本を紹介して行きたいと思います。

やはり政治も闇雲に知識を集めているだけではなく、一つ筋の通った思想史などを身に付けるだけで全然違いますからね、

構成としては政治学の入門書など、政治学全体を俯瞰してわかりやすく書かれた本が5冊、そして偉人の教えに直接触れられる古典が5冊というような構成の記事にしました。

どれも政治学を学ぶ上で「これは読んでほしいなぁ」という10冊を厳選させていただきました。

 

目次

 

1.政治学

政治学のめちゃくちゃおすすめな入門書。有名な先生方が何人も集まって書いた共著で、内容に信頼性があります。

基本的な民主主義の基礎から、グローバル化や現在の民主主義など、広い範囲をカバーしています。

何より内容がわかりやすいですし、レイアウトも写真などが載っていて見やすいです。

とにかく入門書の中でもこれは素晴らしいなと。ぜひ最初に読んでいただきたい一冊です。

 

2.政治学 補訂版

こちらも政治学の超おすすめな教科書。

政治といえばどうしても行政や立法などの統治機構の話になってしまいますが、こちらは主権者である個人や、公共性などと「政治」との関係を整理した一冊。

とかくと難しそうに見えますが、ともかく政治が人や社会とどういった関係にあるのか、というのが整理されていてわかりやすいです。

政治の議論を見ててもこの辺が整理されていない煩雑な議論がされている事がよくあるので、ぜひともこれも読んでいただきたいなと。

 

3.教養としての政治学入門

「教養としての」政治学入門とあるように、誰かと政治の話題になった時に会話できるようになる、そんな一冊です。

扱っているテーマが非常に現代で議論になっているようなものが多いです。なぜ日本では自民一強なのか、アメリカの政治では何が起きているのか、生活保護や公務員制度の是非など。

この辺についてパッと意見を言えるようになると「コイツわかっているな」と一目置かれるようなテーマが揃っています。

 

4.日本の統治構造 飯尾潤

こちらは政治学一般や世界の政治よりも、とにかく日本の政治にフォーカスした一冊。

日本政治の統治機構の変遷、そしてその問題点などを指摘しています。

とにかく日本の政治に詳しい方におすすめです。タイトルなどで難しい印象を受けるかも知れませんが、読んでみると意外とわかります。しかし深いところまで掘り下げているので、非常に面白いです。

 

5.政治学の名著30 佐々木毅

政治学の名著30冊をピックアップし紹介した一冊。

何より本のチョイスがいいです。古典で「確かにこれは絶対読むべきだな」という名著が揃っています。

政治学の古典の本を読む前に、コチラを読んで予備知識をある程度身につけてほしい。そしたら古典の内容もある程度は理解しやすくなると思います。

 

6.国富論

超有名な古典の一冊。どちらかと言えば政治より経済の本というイメージですが、やはり政治と経済は切っても切れない関係なので、是非ともこれは読んでおいてほしい。

今だに市場とか、労働とか、貿易とか、経済の基本を理解するには必読の名著だと思います。

何より古典の本ですが「読みやすい」「面白い」といった感想が多い一冊なんですね。国富論といえば読んだ事がない人でも「内容は知っている」という方は多いと思いますが、やはり実際に読んでみるのとそうでないのとでは理解度が全然違ってくると思います。

 

7.プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

社会学では必読の名著。ピューリタニズムという営利の追求を敵視するプロテスタントの一派がいるのですが、そのピューリタニズムが思想的には真逆に思える近代資本主義の誕生に大きく寄与したという、それを究明した一冊です。

しかし扱っているテーマそのものよりも、社会に対する見方・分析が素晴らしい。政治を考える上でもこの手法は絶対に学んでおいてほしいなという事で、紹介させていただきました。

 

8.法の哲学

一言で「政治の古典」と言っても色々あって、どれを紹介すれば良いか悩ましいのですが、個人的に読んでて面白く、かつ役に立った一冊といえばこの「法の哲学」です。

「所有」「倫理」「市民社会」そして「国家」などのテーマを哲学的な切り口で論じています。

正直、抽象的で難解なのですが、すでに政治についてそれなりに知識があって、かつ悩んでいる人が読むと霧が晴れるかも知れない、そんな一冊です。これから政治を学ぶ人も、なにか行き詰まった時にこの本を思い出してほしいなと思います。

 

9.国家

 こちらも非常に有名な一冊ですね。プラトンの他の著作と同じく、ソクラテスが出てきて対話形式で話が進んでいきます。

内容としてはプラトンの神学や認識論、存在論にも触れた大著となっているのですが、中でもこの本で有名なのは「哲人王」という考え方が説かれたところですね。

これはエリート主義の代名詞のような扱いを受け、今の民主主義的な世の中ではなかなか受け入れられない思想ですが、それでも実際にプラトンがどのような過程を経てこういう思想を打ち立てたのか。触れてみて考えてみるのは非常に有意義なことだと思います。

 

10.共産党宣言

 政治の古典といえば「資本論」がよく挙げられますが、こちらの「共産党宣言」は資本論と並んで有名な共産主義の本で、ボリューム的にも資本論より読みやすい一冊です。

共産主義がどういった思想なのか、という要旨がわかります。かつての多くのインテリ層がなぜ引き込まれていったのか、考えると面白い。

「哲人王」と同じく、今では「ちょっとどうなの?」という思想かも知れませんが、それでも「どういったところが良かったのか」「今もし類似した意見が出てきた時にどう反応すればいいのか」というのを考えることが大事かなと思います。

 

 ・まとめ

 以上、政治学のおすすめ本を紹介させていただきました!

まぁ政治学にもいろいろ読むべき本はありますし、「もっとこれを読むべき!」みたいな優先順位はあるかも知れませんが、少なくともここに挙げた10冊は必読と呼べる本ですし、比較的わかりやすく得るものも多いと思います。

まず気になったものから1冊2冊読んでいただけると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!