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21世紀が誇る大天才!ユヴァル・ノア・ハラリの本おすすめ6冊!

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引用:File:Yuval Noah Harari cropped.jpg - Wikimedia Commons

 皆さんはユヴァル・ノア・ハラリという名前をご存知でしょうか。

「聞いた事がない」という人でも、『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』という本はご存知かも知れません。

ハラリ氏はイスラエル歴史学者で、上記のサピエンス全史やホモ・デウスなど世界的なベストセラーの著者として有名です。

 とにかくハラリ氏の魅力は「圧倒的な知識量」と「奇抜で面白い発想力」にあります。著書を読むとその知識量に圧倒されますし、その知識から過去や未来をどう考えるのか、という発想も非常に面白いものがあります。

 今回はそんなハラリ氏の魅力に触れていただきたいと思い、上記のサピエンス全史やホモ・デウスも含め、ハラリ氏の著作や共著を紹介して行きたいと思います。

 

目次

 

1.サピエンス全史

ハラリ氏の代表的な著作。「サピエンス全史」の名前の通り、人類のこれまでの「全史」を詰め込んだような一冊です。

一言で歴史と言っても、例えば生物学ならば人類の進化に焦点が当たるし、歴史学ならば政治の動きに焦点が当たりがちだし、哲学史ならば哲学の歴史に焦点が当たりがちです。

しかしこの本は、そういった生物学や歴史学科学史哲学史、社会科学などをごちゃ混ぜにして、すべての学問を俯瞰した上で「人類はこれまでどういった変遷を辿ってきたのか」というのを解き明かそうとします。

読んでいてめちゃくちゃダイナミックで面白いし、何より著者のハラリ氏の知識の凄まじさに圧倒されます。天才と呼ばれる所以はこういったところにあるんですね。

 

2.ホモ・デウス

こちらもハラリ氏の代表的な著作として知られています。

『サピエンス全史』が過去ならば、こちらは未来の話に焦点を当てています。

全体を通して本当に俯瞰的で面白い情報が入ってくるのですが、最後のオチがとにかく素晴らしいです。タイトルの『ホモ・デウス』の意味が終盤になってやっとわかるのですが、とにかく驚かされます。

やはりこういった俯瞰的で奇抜で、しかも説得力があるような主張が素晴らしいですね。これからの世界の流れをずっと先まで見通す為にも、読んでいただきたい一冊です。

 

3.21 Lessons

『サピエンス全史』が人類の過去、『ホモ・デウス』が人類の未来を書いている著作なのに対し、この『21 Lessons』は人類の現在を書いた著作です。

ビッグデータポスト・トゥルースなど、最近の世界のトレンドを詰め込んだ本は、単純にすごく勉強になります。

そしてただ現在の事象を羅列して解説しているだけでなく、全体に大きなテーマがあり、読み進めていくと「現代がどんな時代なのか」というのを実感できる一冊になっています。

やはり過去でも未来でもない現在の話はすごくリアリティがありますね。変化の激しい時代を捉えるためにも非常にオススメな一冊です。

 

4.緊急提言 パンデミック

 「緊急提言」とあるように、ハラリ氏にコロナについてインタビューした非常にリアルタイムな本です。

感染症としてのコロナだけではなく、コロナが社会や人間にどう影響を与えるのか、どうテクノロジーと関係しているのか、という点に注目されていて、非常に画期的な一冊です。

本著だけでも「なるほど、コロナについてこういう見方もできるのか」と感心させられますが、これまでのハラリ氏の著作も読み込んだ上で本著を読むと、深いバックボーンがあってこの本を書いているのが伝わってきます。ぜひとも他のハラリ氏の著作も平行して読み進めていただきたいですね。

 

5.未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

国際ジャーナリストの大野和基氏がハラリ氏を始めとした世界の大物知識人と対談した本です。

ハラリ氏以外にも『銃・病原菌・鉄』を書いたジャレド・ダイアモンド氏や、オックスフォード大学の教授であり哲学者のニック・ボストロム氏などとも対談していて、それぞれの大物たちが世界の未来をどう考えているのか、という事がわかって非常に面白いです。

その中でもハラリ氏の提言はやはり刺激的です。テクノロジーの進歩によって人類社会が激変する様を予言しています。ベーシック・インカムにも言及している点も注目です。

 

6.クリーンミート

 

 こちらの本はハラリ氏は序文を書いているだけですが、ぜひ読んでいただきたいので紹介します。

動物の細胞を培養する事で作られる「クリーンミート」という人工的な肉の話で、このクリーンミートが技術的にどこまで進んでいるのか、普通の肉と比べてどんなメリットがあるのか、社会的にはどういった影響があるのか、などを説いている本です。

読んでびっくりですが、単に人工的な肉が作られるというだけでなく、凄まじい影響が世界にあるんだなぁと。全く知らなかった世界を知れるのは刺激的ですし、一つの社会実験としても非常に面白い本です。

実はハラリ氏はヴィーガンなのですが、このクリーンミートに大きな期待を寄せているのがわかります。ハラリ氏の見ている未来を理解するためにも一つの大きな助けになるので、ぜひ読んでいただきたいです。

 

・まとめ

 以上、ハラリ氏のおすすめの本を紹介させていただきました!

中には共著や序文を寄稿しているだけの本もありますが、とにかく面白いのでオススメです。

やはりハラリ氏の本は非常に刺激的で面白いですね。ちょっと突飛な部分もあるのですが、しかし非常に説得力があり、過去や未来を見るセンスがずば抜けている事がわかります。

ぜひとも皆さんもハラリ氏の思想に触れていただきたいですね。最後までお読みいただきありがとうございました!