進化論とはなにか?進化論を理解する為のおすすめ本7冊!
おはようございます!今回は「進化論」を理解するためにおすすめの本を紹介させていただきたいなと思います。進化論は現代でももっとも重要な知のパラダイムの一つでありながら、もっとも誤解されているものだと思います。
進化論を理解するのに多くを知る必要はない。ただ、正しく捉えるのが難しいのではないかなと。
そこで今回は、正しく進化論的なフレームワークが使える様になるために、おすすめの本をピックアップしました。
・進化論に関するおすすめ本7冊。
1.種の起源
進化論といえば絶対に外せないのがダーウィンの「種の起源」です。これによって自然淘汰説が唱えられ、進化論が始まりました。
一つダーウィンの進化論について知っていて欲しいのは、彼には地層学者の友人がいて、地層を見て「進化論」を思いついたという事です。
つまり進化とは地層のように、長いスパンで見た時に変化が現れているものだと。決して一つの個体だけで誰が優れているだとか、そういう事を言いたいわけではないんですね。
これは自然淘汰説を理解する上でも重要な話だと思うので、注意していただきたいです。
2.利己的な遺伝子
ダーウィンの進化論が正しいという前提で「遺伝子」について説いた本。進化論を理解する上では「種の起源」に次いで重要な一冊ではないかなと思います。
一言でいうとめちゃくちゃ使える本だと思います。政治から家庭環境から何から何までこの本のフレームワークで語る事ができてしまいます。そして「個体」としての人間についても非常に考えさせられる本です。著名な一冊という事もあり、絶対に読んでいただきたいです。
ただ一つ欠点として翻訳が少しわかりにくかったりします。解説書と並行して読んだり、詳しい人に聞いたりしながら読むと尚良いでしょう。
3.残酷な進化論
とにかく面白く、かつ進化論について「正しい理解」をするための助けとなる本です。
決して今の人類が進化の頂点に居るわけでもない、一見するとデメリットのように思える「腰痛」なども必要があって誕生したんだ、などなど。非常に知識のフレームワークとしては正しいですね。
人間は決して完全な存在ではないんだ、しかしだからこそ良いんだ、という事が腑に落ちる本だと思います。
4.性の進化論
進化論の中でももっとも切実で、中核的な話題の一つが「性」に関するものでしょう。進化や自然淘汰と「性」は切っても切り離せないものですし、それについて掘り下げた本著はすごくおすすめです。
これを読むと「情動と文化」について考えさせられます。割とこれまでの人類の歴史と、ここ数千年の(特にキリスト教誕生以降)の文明が発達し始めた人類、それぞれギャップがあるんですね。
単に動物としてではなく理性的に生きるのも人間の一つではあるし・・・みたいな事を、いつも考えます。
5.進化の教科書
ハーバード大学など、アメリカで広く使われている進化論の教科書。著者のカール・ジンマー氏も有名な人物ですね。
とにかくカバーする範囲が広い教科書だなと思いました。人類以外も様々な動物を扱っていますし、また化石などを通して進化論の研究手法もいろいろと垣間見れる、そんな一冊です。
進化論の奥深さを知るためには非常におすすめな一冊ですね。
6.進化とは何か
「利己的な遺伝子」と同じリチャード・ドーキンス氏の著作。
もともとは子ども向けの講義をまとめたものですが、これが非常にわかりやすくて面白い。しかも子ども向けとは思えないほど奥深くて、かつ最新の進化論の話も盛り込まれています。
単純に、古典と化した「利己的な遺伝子」からリチャード氏の考えに何か変化があったのか、それを知れるだけでもすごく面白い本ですね。
他の本でわからなかった事もこれなら理解できるかも知れない、という一冊。おすすめです。
7.爆発的進化論
すごく刺激的で新鮮な一冊。最新の進化論の知見が盛り込まれてて、常識を覆されるような驚きの知識が次々舞い込んできます。
また、進化論を理解する上でも必ず知っておいてほしいフレームワークが盛り込まれてます。生物が爆発的に進化する時、何が起きているのか。というのを知っていただきたい。
・まとめ
以上、おすすめの進化論の本を紹介させていただきました!
やっぱり進化論は刺激的で面白いですね。私も紹介していて、改めてこれらの本を読み返してみたくなりました。
最後までお読みいただきありがとうございました!何かしらこの記事がお役に立てると幸いです。