悩める人へ、「人はなぜ生きるのか」という問いに答えてくれる本5冊。
おはようございます。今回は「人はなぜ生きるのか」という問いに答えてくれる本を紹介したいと思います。
思春期の時とか、大人になっても疲れた時にふと「人間ってなんで生きてるんだろう」と疑問に思う人がいるかも知れません。
実は先人達もこの疑問を持った人が多くいて、本を残してくれています。しかもこの答えのない問いに、驚くほど納得する答えを用意してくれています。
今回は、そんな「人はなぜ生きるのか」に答えてくれる名著を紹介したいと思います。
目次
1.実存主義とは何か
ぶっちゃけ「生きる意味」はこの一冊を読めばわかります。
例えばペンが作られた理由は「文字などを書くため」、コップが作られた理由は「飲み物を飲むため」、では人間は何なのでしょうか?というのが、サルトルの有名な言葉「実存は本質に先立つ」です。
ちょっと難しい哲学書なので、もし読んでもわからない場合は入門書などと併読して見ると良いと思います。
2.生命とは何か
シュレーディンガーによって書かれた、生命に対する古典の名著。
「生命とは何か」を科学的に解き明かした本というより、一つの思想書のような形で読んでいただきたいと思います。
とにかく自由な発想が詰め込まれていて、めちゃくちゃ好奇心が掻き立てられます。
生命に対する奥深さというか、すごい見方もあるんだなぁと実感させられます。
それと同時に自分の悩みが小さいものに感じて、ポジティブな「調べる」という行為に繋げてくれるという意味では、これ以上の本はないと思います。
3.命売ります
文学などの芸術作品にも「生命とはなにか」を説いたものは多いです。
その中でもこの「命売ります」は特にオススメです。読み終わると理屈抜きで「あぁ、とにかく生きるのが人間なんだな」と悟れる本だと思います。
三島由紀夫という事で「ちょっと難しそう」というイメージを受けるかも知れませんが、本著は三島の著作の中でもかなり読みやすいです。読みやすいですが、やはり鬼のような風味、文章力は流石だと言えます。
気楽に「面白い小説」というような心構えで読んでみてほしいですね。
4.そうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?
著者の中島義道さんを一言で説明するなら、「誰よりも"死"について考え尽くした哲学者」だと言えます。
ともかくこの人の「死」に対する感受性は凄まじい。
本著は中島さんが直接「死」について語った本ですが、他にもともかく中島さんの本を読んでほしい。
なんというか、ここまで壮絶に悩んで生き抜いて来た人がいるんだなぁ、という事を知るだけでも、少し生きる勇気を貰えるんですよね。
5.菜根譚
最後に、どうしても生きるのが辛い方へ、理想の「生き方」の参考になる中国の古典を紹介したいと思います。
この菜根譚はもちろん古くから多くの人に読み継がれて来たのですが、近年特に日本で多くの人に支持されている本です。
ともかく楽に、心を穏やかに生きるにはどうすればよいか、という指南書のようなものです。
「なぜ生きるのか」とは少し違うのかも知れませんが、人は悩みながらもとにかく生きねばなりませんからね。こういう生き方の本も紹介させていただきました。
・まとめ
以上、「人はなぜ生きるのか」という問いに答えてくれる本、というテーマで紹介してきました。
他にももっとオススメしたい本はありますが、ともかく名著中の名著だけを厳選しました。
とにかくどの本も深いです。私もちょっと解説しただけでは魅力を伝えられてないと思うので、なにか一冊実際に読んでみてほしいなと思います。
何かしらここで紹介した本たちが、皆さんの生きる支えに少しでもなればいいなぁ、と願ってやみません。
最後までお読みいただきありがとうございました。