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プロが推薦!投資で損をする前に絶対読んでほしい本おすすめ6冊!

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 おはようございます。現在(2020年3月)、コロナショックで大損している投資家の方が続出していて、そうでなくとも普段からFXや仮想通貨などの投機の情報が反乱しているので、もっと王道で真っ当な投資法を解説している本を紹介したいと思います。

構成としては、まず基本中の基本であるインデックスファンドへの投資。続いてシーゲル流投資、バリュー投資の計3つの項目を作って説明して行きたいなと思います。

 

目次

 

・インデックスファンドの重要性がわかる2冊!

 

 この2冊が訴えている事は一つ、「インデックスファンドがいかに優れているか」です。インデックスファンドとは、例えば日経平均やS&P500など、その国の代表的な指数に連動するように作られた投資信託の事です。

例えば日経平均に連動する投資信託ならば、日本の上場している企業全てに(割合は時価総額などに応じて)分散投資するわけです。要するに、その国全体の経済発展に掛けるイメージですね。

これらの著作では基本的に米国のインデックスファンド、つまりVTIやVOOを想定して「インデックスファンドに投資するのが投資の最適解だ」と言っているわけです。

さて、実際にこのインデックスファンドの成績は優れていて、プロの投資家でも7割は負けると言われています。あらゆる投資法の中でも最適解だとする声は多いです。

しかしこのインデックスファンドの優れた部分をしっかり踏まえた上で、例えばセクター(業種)の比率をカスタマイズする事で、インデックスファンドをアウトパフォーム(上回る)利益を出そうとする試みがあります。

その中でも有力なものを残り4冊の紹介を通じて紹介して行きたいなと思います。

 

・シーゲル流投資を学べる2冊!

 

 インデックスファンドを上回るための有力な投資法を打ち立てた人物としてシーゲル氏が居ます。シーゲル氏の著作『株式投資の未来』と、そのシーゲル氏の考えを更にわかりやすく、かつ具体的な実践法を書いたのがバフェット太郎氏の『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』です。

シーゲル氏の主張を要約すると、2つの傾向を持つ銘柄がインデックスファンドを上回っていると。一つは「ディフェンシブ銘柄」です。

ディフェンシブ銘柄は、例えば生活必需品やヘルスケアなど、不況時でも必要とされる業界の銘柄です。例えばP&Gの洗剤や衛生用品、J&Jのヘルスケア用品や医薬品、コカコーラやマクドナルドなどのリーズナブルな食品、飲食店などです。

もう一つは「高配当銘柄」。最近ではフィリップ・モリスやアルトリアなどのタバコ銘柄、エクソン・モービルなどの石油メジャー、IBMなどの銘柄が高配当です。シーゲル氏曰く、株というのは値上がり益よりも配当の方が利益として大きく、だから高配当の銘柄を狙うと利益が出るという主張です。

これら2つの「ディフェンシブ銘柄」と「高配当銘柄」に共通するのは、リーマンショックなどのリセッション時に強いという事です。投資は普段の成績は良くても、リーマンショックなどの不況が来るとリターンがガクッと下がって破綻してしまう人が居るんですよね。

ディフェンシブ銘柄は不況時も安定した利益が見込めますし、高配当銘柄も割安な傾向にあり、普段はインデックスファンドに劣っていてもリセッション時に一気に巻き返せるのではないか、という発想の投資法です。

 

・バリュー投資を学べる2冊!

 

 インデックスファンドを越えるための投資法、というよりも、昔からインデックスファンドを越える利益を出し続けている投資法、という表現が正しいかも知れません。「バリュー投資」は世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も実践している投資方法です。

バリュー投資とは、一言で言うと「企業の価値に対して割安な株を買う」という投資法。

バリュー投資と逆なのが、今で言うAmazonGoogleなど、「これから伸びると言われている企業の株を買う」というグロース株投資です。ほとんどの人が「投資」と聞くと無意識にコチラの戦略を取る。

一方でバリュー投資は、基本的には先行きが不安視されている企業が多いです。例えば健康志向で売上が落ちているタバコ銘柄や、Amazonの台頭でシェアを奪われている小売業などです。

これらの企業が過小評価されていて思ったより売上が落ちないのではないか、と予想し、割安状態であるこれらの株を買い占めるのがバリュー投資です。実際、バフェット氏は何度もピンチになった企業に投資して救済し、「最後の貸し手」とも呼ばれています。

勘の良い方ならば気付いたかも知れませんが、バリュー銘柄は高配当銘柄と被る部分が大きいですね。高配当銘柄はバリュー投資の一種だから儲かる、という見方もあります。

さてバリュー投資のおすすめ本ですが、バフェット氏も最も強く影響を受けたというのがグレアム氏の投資法。それを記した「賢明なる投資家」は、バリュー投資のやり方を細かく具体的に書いていて、今も投資界隈では必読の名著となっています。

他にもバリュー投資のやり方を説いた本は数多いですが、中でもおすすめは『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』です。バフェット氏は投資法を明らかにしていませんが、唯一直接指導を受けたメアリー・バフェット氏の著作です。バフェット氏の具体的な投資方法が書かれています。

 

・まとめ

 さて、これら3つの投資法に共通する点ですが、投資とは最低でも5年から10年ぐらいの長期のスパンで利益を出していくものです。

インデックスファンドで言うと、ここ150年の平均年利回りは8%程だったと思います。しかしリーマンショックなどのリセッション時にトータルリターンがグッと減るので、それを抑えたシーゲル流などでは10%程を想定しています。

世界一の投資家・バフェット氏ですらも平均の年利回りは20%だと言われています。

ともかく投資とは福利でじっくり利益を出すという事。そして投資信託などで分散投資するという事。そして個別銘柄の場合は「短期的な株価を気にするのではなく、長期的に伸びる企業を選ぶ」という事が重要です。

これらの点を意識すると、堅実で滅多に損しない投資ができるのではないかと思います。