ミリオタ必読!国防・軍事に詳しくなれるおすすめ本8冊!
おはようございます!今回は国防や軍事をテーマに本を紹介したいと思います。
国防や軍事というのは奥深い世界です。政治の安全保障を語る上ではもちろん、趣味としてもミリタリー的なものに惹かれる人は多いです。
それこそ読むべき本は無数にありますが、今回は中でも特に必読な9冊を厳選させていただきました。
1.軍事学入門
防衛大学校防衛研究会が出版した本。防衛や安全保障を学ぶ上で原点となる本です。
日本人は軍事的なリテラシーが低いと言われます。そんな中でも本著は軍事学の基本的な要素を詰め込んでいて、しっかり学べる貴重な一冊です。
これを読んで思ったのは、海外の安全保障に関するニュースが、よりわかりやすくなった事です。海外では常識として知っていて当たり前、しかし日本人はなかなか知らない知識がたくさんあるのだと実感しました。
2.逆説の軍事論
元陸上自衛隊の幕僚長が書いた軍事論。私は同じく元自衛隊の友人からお勧めされて読みました。
とにかく現場目線で説得力のある一冊。単純に読み物としても非常に面白いです。
やはり軍事的なものに対して日本人が一種のイデオロギーのようなものを持っている、という点がハッキリと指摘されています。
対中国の現状にもかなりのスペースを割いて解説されている点も為になります。
3.軍事と政治 日本の選択
地政学的な知見を踏まえた上で書かれている一冊。
非常に現実的で、日米安保を中心に「今の日本の安全保障にどんなリスクがあるか、何をすべきか」が書かれています。
単に戦略や兵器の性能的な問題ではなく、こういった地政学、外交的な要素も安全保障に深く結びついている、というのが実感できる一冊ですね。
4.軍事戦略入門
アントゥリオ・エチェヴァリアの名著。思想的な本で、古代から近代までの軍事的な基本が書いてあります。
これもどちらかと言うとミリタリー的な要素より、戦争に関する人間心理であったり、文化や経済などの社会的な要素にも注目した一冊です。
非常に広く読まれている軍事学の本でもあります。おすすめです。
5.現代の軍事戦略入門
軍事や戦略に関する本といえば、クラウゼヴィッツや孫子などが有名です。しかしそれらを個別的に紹介するよりも、一冊に上手くまとめられたこの「現代の軍事戦略入門」をオススメしたい。
先程も書いたようなクラウゼヴィッツや孫子などの古典から、冷戦以降のサイバーや宇宙までカバーし、一つの壮大な戦略論の変遷としてまとめ上げています。
非常にカバーする範囲が広く、かつ面白い一冊だなと思いました。国防や軍事の全体像を俯瞰するのにピッタリな一冊。
6.知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利
「失敗の本質」「戦略の本質」「国家経営の本質」に続く本質シリーズの最終巻。このシリーズの中でももっとも読むべき一冊だと思います。
独ソ戦のスターリン、英独戦のチャーチルなど、不利な中から逆転を掴み取った人々の知略に注目します。
過去、現在、未来という時間軸の中で何を維持し、何を変えるべきか。弁証法的な話も絡んできて、非常に奥深い一冊になっています。
7.日本人のための軍事学
橋爪大三郎氏が元自衛隊幹部の折木良一にいろいろ質問しながら答えていく対話形式の一冊。
とにかくわかりやすいです。誰が読んでもわかるように、基礎の基礎から解説しようとしているのがわかります。
やはり元自衛官の話でリアルな感じがありますね。特に米国との関係性については他の本ではなかなか読めない情報だと思いました。
8.真説・国防論
軍事学の本で非常に面白かった一冊。
風説について、利権について、国防と国家間の関係、「哲学輸出国」という考え方など。国防についてすごく広く色んなテーマに触れています。
著書の専門は恐らく軍事学ではないと思いますが、だからこそ少し違う角度から国防を語る事ができているのではないかと思います。改めて軍事や国防の奥深さを学べる一冊です。
・まとめ
以上、国防や軍事を学ぶためにおすすめの本を紹介させていただきました!
やっぱりこうして見ると国防や軍事は奥深いです。やっぱり国を守るという事は、その国の総合力が問われる事なのだと思います。
これからどんどん必要とされる軍事リテラシーが増えていく可能性が高いという事もあり、こういう記事を書かせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました!