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日本政治の転換点、太平洋戦争について知るための本おすすめ6冊。

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 おはようございます。今回は太平洋戦争に関するおすすめの本を紹介したいと思います。

太平洋戦争と言えば、やはり日本の歴史の大きなターニングポイントですよね。太平洋戦争の以前と以後で日本の政治も社会も大きく変わりましたし、日本を取り巻く国際情勢も変わりました。

しかし意外とこの太平洋戦争、ザックリとしか知らない方が多いのではないでしょうか。どういった経緯で起きた戦争だったのか、どんな内容の戦争だったのか、などを詳しく掘り下げた事のある方はそんなに多くないのではないかと思います。

そこで現代の政治を改めて考えるためにも、太平洋戦争について書かれた本たちを紹介したいと思います。

 

目次

 

・太平洋戦争について書かれたおすすめ本6冊!

1.アジア・太平洋戦争

「シリーズ日本近現代史」というシリーズ物の6巻目ですが、これだけ読んでも非常に勉強になります。

日本がどういった経緯で太平洋戦争に向かっていったのか、太平洋戦争はどういった戦争だったのか、という基礎的な経緯がわかりやすく書かれています。

また、なぜ戦争で負けてしまったのか、という分析もされている本です。太平洋戦争についてまず読んでほしい入門書の一つ。

この「シリーズ日本近現代史」はこの巻以外にもわかりやすくて基本的な知識が詰め込まれたシリーズなので、興味があれば他のものも読んでいただきたいなと思います。

 

2.いまこそ読みとく 太平洋戦争史

 こちらも太平洋戦争の入門書・・・と言いたいところですが、まるで入門書のようにわかりやすく解説しているにも関わらず、驚くほど深いところまで潜り込んでいる良書です。

この本も指摘しているように、太平洋戦争に関する本の中には、単なる事実の羅列と化しているものも多くあります。

そうではなく、この戦争の本質はなんなのか、なぜ起きてしまったのか、そして決定的にはどういった理由で負けてしまったのか、という分析を徹底しているのが本著です。

もちろんこの本とは別の見方もあるかも知れませんが、とにかく興味深い見方がたくさん詰まっています。非常に夢中になって読み進められる一冊です。

 

3.太平洋戦争 上限巻

 ものすごい研究料で太平洋戦争を分析している一冊。恐ろしい数の資料を読み込み、米国や各戦地に取材に行った著者が書いています。

日本、アメリカ、双方の政治や経済の状況、当時の首脳たちの考えなどをまとめています。これほど太平洋戦争を解き明かした本はかなり貴重ですね。

日米双方の視点があるから、とても多角的で客観的な太平洋戦争が見えてきます。一方の視点だけで論じていないのが非常に中立的で、かつ冷静な分析になっていると思います。

 

4.太平洋戦争 最後の証言

 著者が各地で集めた、太平洋戦争を生き残った兵士たちの証言を集めたものです。

本当に壮絶な話です。当時の兵士たちがどういった状況だったのか、どういった心境だったのか、空気感がとてもリアルに伝わってきます。改めてこういう戦争に挑んだ当時の日本人の凄まじさがよくわかりますね。

後世の分析やノンフィクションの小説とはまた違った、説得力と緊迫感が詰まった一冊です。

 

5.日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

こちらも太平洋戦争を兵士の目線から読み解いた本です。

この本でも説明されていますが、太平洋戦争の死者は民間人・軍人を合わせて310万人。あの日露戦争ですらも死者が9万人だった事を考えると、もすごい数です。

しかも310万人のうち9割が戦争末期の、僅か1年ほどの間に亡くなっています。改めて凄まじい戦争だったなと。

本著はそんな絶望感を、兵士の目線から追いかけます。戦死だけでなく餓死や自死も多かったという、当時の実態が伝わってきます。

 

6.日本のいちばん長い日

太平洋戦争の集結を描いたノンフィクション。映画化もされた非常に有名な一冊です。「歴史探偵」と呼ばれる半藤一利氏が書いています。

当時の軍部上層部の様子や、一部の部隊によるクーデター未遂、玉音放送に至るまでの様子などが事細かく書かれています。

とにかく一言では言えないですが、ものすごい緊迫感した状況だったのだなと。終戦間際を描いた作品ですが、なんだか太平洋戦争全体の様子がイメージできるような、そんな一冊です。

やはりジャーナリストの著者らしくものすごい取材を重ねているのがわかります。ぜひとも読んでほしい一冊です。

 

・まとめ

 以上、太平洋戦争について書かれた本のおすすめを紹介させていただきました。

本当に関連する著作が多いので、どれを選ぼうか迷ったのですが、ともかく導入として読んでほしい本を厳選しました。

ぜひともこれらの本を読んで、もっと興味が出た部分、掘り下げたい部分ができれば、それに関する著作も読んでいただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!